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ローマにあるカラヴァッジョ作品

Caravaggio(Michelangelo Merisi) 1571-1610

ほぼ作品の年代順 / 拡大画像つき / 数字は当該美術館所蔵作品数

ドーリア・パンフィーリ美術館
Galleria Doria Pamphilj

エジプト逃避途上の休息(1594-96)/改悛のマグダラのマリア(1596)・・・2

パンフィーリの『ph』とか『lj』とか、まるでイタリア語綴りじゃないのでずっとフシギにおもっていたのですが、どうやら1600年代の教皇一族の名前みたい・・・なら外国名でもおかしくないワ。

それでここにあるカラヴァッジョの絵って、初期作品のせいか女の子の表情がやたらかわいかったり(エジプト逃避途上の休息)、あるいはボカシをきかしたみたいな絵だったり(改悛のマグダラのマリア)、ほんとにカラヴァッジョ?、、、なんておもったりします。

それにしてもパンフィーリさん、、男女共用のトイレってのは改善の余地ナシ?

カピトリーニ美術館
Musei Capitolini e Pinacoteca

女占い師(1594)・・・2

いつもあんまりにもリアルに描きすぎたカラヴァッジョは、注文主からしょっちゅうブツクサ言われていたけれど、じゃ静物画やホモちゃんやあるいは左の作品とかみたいな、より日常的なテーマを描いちゃったほうが画家の特徴がでるんじゃない?・・とかおもうとあながちそうでもなく、むしろ制約ムンムンだった宗教画のほうがより迫力に満ちている・・・フシギと言えばフシギ〜。

バルベリーニ美術館 (3)
Galleria Nazionale di Arte Antica di Palazzo Barberini

ナルキッソス(1598-99) / ユディトとホロフェルネス(1595-96) / 瞑想する聖フランチェスコ

・・・でもここ、よく貸し出ししてんだよナ。

ところで最近読んだ本(「La passione di Artemisia by Susan Vreeland」)のなかで、「カラヴァッジョが描いたユディトの表情は、男の首を斬っていながらまるでパッシヴ(消極的)だ。カラヴァッジョの注意は男にだけ注がれ、女がモノを考えるなんておもいもしなかったにちがいない。」なぁ〜んて、著者は、カラヴァッジョ派とされるアルテミジア・ジェンティレスキ(アルテミジア・ジェンティレスキ)に語らせていましたー。

サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会
San Luigi dei Francesi

Photo Gallery ・・・ San Luigi dei Francesi 教会

マタイの受難/マタイと天使/マタイの召命(1599-1602)

どのような傑作でも「時代を超越している部分」と「伝統的な部分」の両方があって、「時代を超越している部分」は時間が経てば経つほどより鮮明になってくるので、400年後の今日、カラヴァッジョ作品の『現代性』は、まるでそれがカラヴァッジョの真髄ででもあるかのように高く評価されています。

いっぽうで、カラヴァッジョの同時代人たちはどうでしょう?かれらもまたカラヴァッジョをイイナとおもいましたが、「時代を超越している部分」は無意識には気にいっていたにしても、ことさらそこに絶対的な評価を与える400年後の現代人とちがって、たぶん・・・「完成度が高い伝統」みたいなほうをおもに見ていたとおもいます。

それでね、、、当時描かれたほかの絵とくらべてカラヴァッジョがどんなにチガウか(=時代を超越しているか)ではなく、どんなに似ているか(=伝統的か)ってとこに注目してあえて目を凝らすと・・・・・カラヴァッジョ作品も、薄暗い教会内のあまり見向きもされないほかの絵と調和を保っているというか、「one of them」にみえてくるんです。

これって、カラヴァッジョの同時代人が投げかけていた視線に近いとおもわない?

サンタ・マリア・デル・ポポロ教会
Santa Maria del Popolo

ペテロの磔刑/パウロの改宗(1600-1601)・・・2

サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会のマタイものにひきつづいて描かれた作品で、若干30歳のカラヴァッジョの名声をゆるぎないものにしました。

写真でサンタ・マリア・デル・ポポロ教会の手前にみえているのはポポロ広場( 冬のローマ)です。

かんれんファイル → ポポロ教会の「倒れるパウロ」

ヴァティカン絵画館
Pinacoteca Vaticana

キリストの埋葬(1602-04)・・・1

サンタゴスティーノ教会
Sant'Agostino

ロレートの聖母(1603-05)・・・1

カラヴァッジョにしては末席というか、教会の出口そばにある作品です。ここでも、よごれた足をリアルに描いちゃったカラヴァッジョは、例のごとく教会側にブツクサ言われたみたいですが、それでも納品されたこの作品はすぐに有名になった・・・と説明書きにありました。

サンタゴスティーノ教会は昼休みがなが〜いので、ちょっと時間をはずすと、夕方の4時ぐらいまで中に入れなかったりして、ちょっとやっかい。それでもね、来てよかったぁ・・とおもわせてくれる作品のひとつです。

ボルゲーゼ美術館
Museo e Galleria Borghese

聖ヒエロニムス(1605-06)/蛇を踏んでる聖母(1605)/ゴリアテの首を持つダヴィデ(1609-10)/果物籠を持つ若者(1593-94)・・・・・などなど♪

カラヴァッジョ作品がドビャガ〜ンとあります。カラヴァッジョをどっか一ヶ所でみようというんならココ。

『聖ヒエロニムス(1605-06)』という作品もそのひとつですが、この作品の画布にしるされた筆あとをみていて・・・カラヴァッジョは、じぶんが画家であることを意識しないまま、描くことをひたすら楽しんでいたひとじゃないかなぁ・・・なんて、そんな印象を受けました。

ボルゲーゼ美術館サイト
http://www.galleriaborghese.it/borghese/it/

コルズィーニ美術館
Galleria Nazionale di Arte Antica di Palazzo Corsini

・・・1

ここにはアカデミーがあるみたいで、たまたま行った日になにかの会議があっておまわりはんがうじゃうじゃ、保安上の理由から美術館は閉まっていました。つぎの日はお昼ちょっとすぎぐらいに行くと、午後はやっていないということでまたもアウト。3回目の正直とおもってもういっぺん行ったら、「スタッフが足りないので今日はお休みします」だと・・・・・じゃけんじゃねーー。

(2004.03.07.)

かんれんファイル

■ ローマ以外にあるカラヴァッジョ作品

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