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マントヴァのテ宮殿

マントヴァの『テ宮殿(Palazzo Te)』・・・『テ宮殿』の『テ』は、『te(おまえ)』でも、『the(お茶)』でもなく、たんにラテン語の地名が短縮されただけだって!

1535年ごろにほぼ完成。さして高くはない建物が広大な敷地をぐるりと囲んでいる。この宮殿は町の中心から歩いて20分ぐらいの、でもたぶん、、当時としては町はずれだったので、優雅〜ハレンチ〜に遊び呆けてたんじゃないかなぁ、、、

Giulio Romano Palazzo Te

テ宮殿
http://www.williams.edu/art/architectureVR/palazzoDelTe/
(Apple社のiTunes(QuickTime)が必要、、ダウンロードするだけの価値あるよ。。)

テ宮殿の各部屋には、それぞれにわざとらしい名前がつけられている。『愛と狂気の間』とか『おどろきの間』とか・・・そしてこの迎賓館のなかにあるいくつもの部屋を通り抜けていくと、『巨人の間』という名の、とてつもなくハデな絵がえがかれた部屋にたどりつく。

そこには『巨人たち』が壁から天井から部屋全面にくまなくえがかれていて・・壁の下のほうにいくにつれて、極端な遠近法で、バカでかい巨人の足とかになっている。大きさからするとまるで怪獣。。だれかがそばに立った写真でもないと、ちょっとその雰囲気が掴めないかもしれない。あざやか〜な色彩。全体的には緑っぽい、、?コントラストは趣味良くおさえられている。

でもおもしろいの、コレ。ちょっとした目のリフレッシュ。映画のセットか遊園地のナントカ屋敷みたい。ベンチが3脚ほど壁ぎわに置かれていて、、「歩き疲れた観光客のための休憩所?」、、「旅行者向けのプロモーション?」、、な〜んておもっちゃう。

壁のほうぼうには、ここを訪問したひとたちが残した落書きがある。よ〜く見ると、参観日まで刻みつけてるのがあったりする・・・『1714年』・・・うっほ〜いい、、、現代の修復家たちは、『年代物の落書き』を消さないでおいてくれた!

テ宮殿壁画(Anna Zacchia)
http://www.csdl.tamu.edu/~zacchia/personal/psiche.html

この『巨人の間』の作者はラファエロ(1483-1520)の弟子ジュリオ・ロマーノ(Giulio Romano 1492/99-1546)。『テ宮殿』の施行主は、マントヴァ大公フェデリーコ・ゴンザーガ(1500-40)。フェデリーコ・ゴンザーガの母親がイザベッラ・デステ。

イザベッラ・デステの美術品コレクションはつとに有名だが、イザベッラ本人については、「啓蒙的な好奇心は強かったかもしれないが、コレクターとしては凡庸だったんじゃない?」・・とか、歴史的によく憶測されている。それにくらべて、「息子のフェデリーコ・ゴンザーガは、コレクターとしては相当なものだった。」、、、のカモね!

フェデリーコ・ゴンザーガのコレクションはほとんどが散逸してしまったが、『テ宮殿』こそが、まさに彼のコレクターとしてのセンスを偲ぶ唯一にして最高のものだとされている。そしてそのフェデリーコ・ゴンザーガの好みに合わせ、建築から装飾にいたるまで、なにからなにまで、ジュリオ・ロマーノがプロデュースした。

ジュリオ・ロマーノ作品(Web Gallery of Art)
http://www.wga.hu/frames-e.html?/html/g/giulio/

(2001.07.04.)(2002.08.19. 書き改め)(2004.11.04. 見回り)

かんれんファイル

■ マントヴァたびプラン
■ ルネサンスの花・ラファエロ
■ マニエリスムってなに?(ジュリオ・ロマーノはマニエリスムの画家)
■ モンスター・パークは創業1550年
■ 画家の狂気(マンテーニャとブレイク)

かんれんサイト

マントヴァ大公ゴンザーガ家について(イタリア語)
http://digilander.libero.it/gonzagadimantova..

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