EKAKINOKI

ナポリのもうひとつの海

ナポリで海に飛び込みたくなったら、なんといってもカプリ、イスキア、プロチダの島。ナポリのそばだから、フェリーで行って、青い海を堪能して、夕方帰ってこられる。

それにしてもカプリは、全国からファンが押し寄せたひょっこりひょうたん島状態。イスキアは車がないとちょっと。プロチダがてごろか、、、歩って反対側の岩場までいけるもんね。

このプロチダをナポリ側から臨むところが「ミセーノ」。ナポリの町なかから車で30分ぐらい。バスだと、待ったりしている時間もふくめて小一時間、、、ポツオーリ、ルクリーノ、バーコリ、そしてミセーノの順。(ポツオーリはソフィア・ローレンの故郷だ。)

ミセーノは夏場、なんということのない海水浴場。ひなびたレストランが何軒かあるぐらいで、こんなところにわざわざ外国人は来ない。ほとんどが地元のニンゲンで、こどもたちが素潜りしてタコなんかをとってる。

ポツオーリ、ルクリーノぐらいまでは、地元でも「貧乏人の海水浴場」とか言われている。まだナポリ湾の一部だから、たしかに海水浴におすすめできるような場所ではない。

Napoliかと言って、、カプリ、イスキア、プロチダはたいがいが岩場で、子供をあそばせるにはちょっと、、、そういうひとたちは、このミセーノよりもっとローマ寄りにいい砂浜がいくらでもひろがっている。

いずれにしてもミセーノあたりまでが、感覚的に、「ナポリ」、、、?市内からバスでまあ気軽に行きつける範囲内で、それ以北はナポリはナポリでも、、、ってかんじがする。

ミセーノはのどか。海水は朝からあたたかい。ナポリの海は8月中は波がたたない・・・波がたったら夏はおわりだ。ルイジ・テンコの歌に、「夢のような休暇も、いつかはおわる。」(La lunga vacanza si finisce sempre....)ってのがあって、あまりにもうつくしいナポリの海をみていると、この歌詞が妙に蘇ってくる。

2000年ぐらいまえ・・・・・このあたり一帯は、ローマ帝国水軍の基地があり、貴族たちの別荘地でもあった。皇帝ネロやティベリウスの別荘があり、ネロの母親アグリッパの別荘も、ルクリーノの浜辺にあった。

陰謀、暗殺がめくるめき、、、ティベリウス帝が首を絞められ、アグリッパが息子の皇帝ネロにここで殺された。たびかさなる地震が、いまとなっては、、、すべての記憶を、海のなかに沈めてしまった。

もしかすると、、海辺で知り合ったカポ・ミセーノ(ミセーノ岬)のおやじはローマ兵の末裔、、、?あそこでレストランやってたにいちゃんは、だれかの落胤の末裔?、、、ははは、、、、、

(2001.03.31.)(2004.11.05. 見回り)

※ 「ミセーノ」はナポリ方言で、イタリア語では「ミゼーノ」。

かんれんファイル

■ ルイジ・テンコ

かんれんサイト

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ナポリの航空写真

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