ロシア人が遠くでおしゃべりしているのを聞くと、「あれ、フランス語?!」とおもうことがある。音のひびきが似ている。
そういう意味では、ロシア語とイタリア語は似ていない。いっぽうで、たぶんにおもい込みだとおもうけど、「おなじラテン系のことばであるスペイン語にロシア語は似ている」というロシア人がけっこういたりする。
ひとつひとつの単語のひびきという点では、たしかにロシア語とイタリア語は似ているとおもうところがある。
たとえばロシア語で「ドゥーマユ」(私は考える)・・・これをフランス人が発音すると語尾が可愛くしぼんではっきりと発音されず、「ドゥ・マ・ィゥ」。イタリア人が発音すると、はっきりと「ドゥ・マ・イユ」。
イタリア語では、子音と母音がはっきりとしたひとつのセットになっている。たぶんそのために、ロシア語とイタリア語のことばが似通ってきこえるのかもしれない。たとえば「モージュナ」「カルティーナ」「ラートゥナ」・・・いずれも、ロシア語でもイタリア語でもどっちでも通用するような音のひびきだ。
じっさい気づかないうちにこの両者のことばがまざっちゃったりすることがある。イタリア語ではなしているのに、、絵のことをイタリア語で「クワードロ」って言うかわりに、その部分だけロシア語の「カルティーナ」って言ってたり、、
そんなことありえないって、、?アリエマス!だって「カルティーナ」はそもそもラテン語が語源みたいなことばで、イタリア語でもたとえば「カルタ」は「紙」でしょ。音がよく似てるわけよ。もちろんそんなことをいちいち意識してはなしてるわけじゃないけど、、だからよけいにコワイ。しらないうちにまざっちゃったりする!
まるで、右側通行の国から左側通行の国に移動して車を運転するときみたい・・・気をつけているうちはなにも起こらないけど、忘れたころに無意識で反対車線を走行していたり・・・「あぶないじゃん、、そんなに寄ってきちゃ〜」・・・ところが相手のおっさんのほうがすごく怒った顔してんの、、「じぶんでへたくそな運転しといてしつれいね、プンプン」とかそのときはおもったけど・・・アハハ
(2001.10.03.)(2001.12.11. 加筆)(2004.08.03. 見直し)
※ ファイル中の画像: イヴァン・タラシューク作(陶器)