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フォンタナの「やぶけたキャンバス」

Lucio Fontana 1899-1968

ばかでかいキャンバス地のまん中あたりがナイフでグサリ、、、コレ、ルーチョ・フォンタナの1960年代ぐらいの作品。ときたま欧米の美術館などで見かけます。「やぶけただけのキャンバス」がナン億円もするって、それもかならず口端にのぼる。

Lucio Fontana

フォンタナ生誕100年のイタリアの記念切手

マレービッチの「白地に白い四角」、ルーチョ・フォンタナの「やぶけたキャンバス」・・・これらは、「切り込み」や「四角」の美しさじゃないよね。そういうものを提示するにいたった作家の考え方=美しさなんだとおもいます。ためつすがめつしても四角は四角ですし、やぶけたキャンバスもまたそれ以上のなにものでもありません。

なんでフォンタナがこんなことをやったかというと、、つまり「作為がない美しさ」求めてのことだとおもいます。ぎゃくに言うと、作為を感じさせてしまうものに美しいものはない、ということになります。女性のなにげない仕草、、、それが美しい、ってのとおなじ?

そういうのをキャンバスの上で追い求めた結果のひとつがフォンタナの作品。でもこれを「オレの絵だ」ってやられちゃうと、あとがつながらない、、ってのはありますよね。まあいろんなイミでアートの新しい表現にはつながったのかもしれないけれど・・・

ルーチョ・フォンタナはアルゼンチン生まれ。ミラノ・ブレーラ芸大で彫刻家ウィルツについて学びました。アーティストとしての活動はおもにイタリア。1930年代、ロンバルディア地方のアブストラクト・グループに参加。第二次大戦勃発とともにいったんアルゼンチンに帰国。

1946年、「新未来派/時代にふさわしいアート」をマニフェスト紙上に執筆。1947年、ミラノに戻ると『空間主義』を創始。1947年から1953年にかけて、7つの新聞に『空間主義』の理論を繰り広げ、美術史に残る作品を制作して実証。1968年、イタリア・ヴァレーゼ市コマッビオにて逝去。


Concetto spaziale. Natura (Otterlo, 1959-60)

Photo courtesy of " La Scultura Italiana - Fontana Lucio"

かんれんファイル

■ フォンタナ・アートのつぎにくるもの?
■ フォンタナの彫像がはいってるファイル

かんれんサイト

Omaggio a Lucio Fontana
http://www.geocities.com/Athens/Agora/5156/opere.htm
生誕100年記念サイト・・・90点ほどの画像

(2001.10.07. 加筆)(2004.03.30. 見直し)

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