EKAKINOKI

マーク・ロスコ

Mark Rothko 1903-70

ロスコ作品
http://askart.com/artist/r/mark_rothko.asp
(URLが、直接リンクをつけられなかったので、開いたら「95s in Gallery for Mark Rothko」をクリックしてください。95枚ではなく、出てくるのは5枚だけです。)

BBSに「あざらしくん」さんの興味深い書き込みがありました。 以下引用・・・

あざらしくん

無茶な比喩とはわかってますが、ロスコと石庭はなんとなく似ているのよ。単純な構成(砂と石、そして塀、さらに借景)、太陽(照明)の位置や強さによる微妙な変化、前に座した者を外界から遮断し「瞑想」に誘う巧妙な仕掛け。

でも、小堀遠州なり相阿弥なりが「試行錯誤という努力の結果生まれた直感」で庭をつくったとはなかなか表現しないわよね。実際は「試行錯誤という努力の結果生まれた直感」に近いものが大きく働いていたとしても、、、分析的に物事をみる習慣のある人(つまらん人かも)は、石庭やロスコに「計算されつくしている」って表現をつかうのかもしれませんね。

あっ、念のために言っておくと(ご存知の方は失礼)、ロスコの作品って結構大きいのです。天井が高めの部屋にどーん、と展示されます。その前に座ると「のまれます」。

それに、安心して、ロスコの絵は巨大だけど、額縁はつけないから、、、 薄い木の枠くらい(保護用に)ついていたかも知れないけれど、原則として、キャンバスなどのままです。

(引用おわり)

「直感うんぬん・・」というのは、「石庭が直感的造作物か計算され尽くしているか」という書き込みにたいして。また額縁についてふれているのは、「ロスコの作品はひじょうに大きいので額縁がタイヘンじゃー」という書き込みに対して。

ロスコの制作方法について、興味深い記述があります。(なぜ、これがアートなの?/アメリア・アレナス著/淡交社/1998年)

ロスコの制作方法はかなり複雑で、その過程を再現するのは不可能に近い。赤をはじめ、茶、灰色、そして真紅などの絵の具を透きとおるほど薄く溶いて何層にも塗り重ねる。ときには下地がまだ濡れているうちに色を塗り重ね、またときにはそれが完全に乾燥するのを待ってつぎの色を塗ることもあった。

その結果、暗い部分や透明感のある部分、あるいはもっと深みのある部分などができ、それによって表面がわずかに揺れ動いているようにみえる。長方形の画面のなかにはほとんど見えないものの、ひとつながりになった帯状のものが四角い「枠」を形成している。筆致はこの枠の部分でよりはっきりと確認することができる。

それは筆致というよりも薄く溶いた絵の具を、繰り返しカンヴァスに染み込ませてできた、しみとでもいったほうがよいかもしれない。そしてしみとしみが交わるところにできる震えるような縁がなければ、このぼんやりした長方形は見えなくなってしまう。

(引用おわり)

またロスコは、こんなことも言っています。

小さな絵を描くとき、そこで展開される経験と別の場所に人はいる・・・・・大きな絵を描くとき、人はまさにそのなかにいる。(マーク・ロスコ)

(引用おわり)

ほかにこんな書き込みもありました。

ミンチカさん

マーク・ロスコ拝見しました。僕も好きです。暖かい☆

マサ☆アキさん

ダメダシ。
ロスコちゃん、『建築家』?
構造計算がみえるような・・・。

(引用おわり)

川村記念美術館(千葉県佐倉)にロスコ・ルームがあります。もともとはニューヨークのシーグラム・ビルにあるレストランのためにロスコが描いた作品(1958-59年)の一部で、ロンドンのテイト・ギャラリーにあと9点が所蔵されています。

ロスコは、これらの作品が響き合う効果も含めて全体をひとつの作品とみなしていたとおもわれるので、ぎゃくに言うと、作品の並べ方なんかはヒトそれぞれでいいのかもしれませんね。ただちょっと天井が低くて、空間的には不満だなぁ、、

ここでぐるりとロスコの作品に囲まれていると、ひとつひとつの作品がなにか生き物のように感じられる。生き物、、というよりひとつひとつの作品が超現実的な、おとぎばなしみたいな世界を象徴していて、こっちを向けばこいつが、あっちを向けばあいつが、ってかんじで襲いかかってくる。ぎゃーたすけてー、、、

あざらしくんはロスコの作品を『石庭』に喩えたけれど、ロスコの作品って静的なようであんがいヴァイオレントなんじゃないかっておもっちゃう。そういや石庭も静的でありながら動的なのかな、、、?

(2002.05.25.)(2002.07.21. 加筆)(2003.09.04. 加筆)(2005.08.04. 加筆)

かんれんファイル

■ 李禹煥(Lee UFan)のファイルでロスコにふれています。

かんれんサイト

バーネット・ニューマン(Barnett Newman 1905~70)は、ロスコとおなじくユダヤ系ロシア移民の息子で、ロスコの親友。
http://www.philamuseum.org/exhibitions/exh..

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