Odd Nerdrum 1944- / ノルウェー
オッド・ネルドルム作品
http://www.nerdrum.com/
えかきのき
老いたレンブラントが400年後のいまもなお生き続けていて、しかもずう〜っとおなじやり方で描き続けていて、そんな、見てはイケナイものを見てしまったみたいな・・・あるいは、どことなく作者の俗っぽさのようなものを感じちゃったり、、
でもこういう作品って、ジツブツを見てみないとわからないですね。じっさいに受ける印象はぜんぜんチガウものだったりする可能性があるって、そんな気はします。
ミン★チカ
オッド・ネルドルム拝見しました〜♪
自画像かどうかは知らないけど「あ、マーロン・ブラント」に似ているって感想☆具象絵画はいいですね。僕はやっぱりテンペラの「まだ生きているワイエス画伯」が好きです♪ラッセンは嫌い。彼の世界の押し付けって感じですよね♪でも、あっちゃ向いてホイ!のアートもコッチャ向いてホイ!のアートも大好きです★
えかきのき
『水をたたえた穴のまわりにたたずむ5人(Five Persons Around a Water Hole)』
http://www.nerdrum.com/works/index.php?id=26
『水をたたえた穴』というのは手前勝手な訳ですが、穴か洞窟かであって、泉でもなければ池でも水たまりでもない。どこかとんでもない世界に通じているような、ちょっとハマッテしまいそうな、現代が忘れてしまったのかもしれない、そんな「アヤウサ」を感じます。
ネルドルム作品には、こういう「裏の世界」に通じるようなところがあって、あるいはそれは、だれもがもっている心のなかのネガティヴな部分と言えるのかもしれない。
だけど、そういうネガティヴな部分をわざわざ視覚的にフィックスされたものをながめていたいかというと、それはひとそれぞれ、じゃないかなぁ、、、
あざらしくん
オッド・ネルドルムの絵を見て、多くの人が不快感を感じるのは、「狂気」とくに「内なる狂気」を呼び覚まさせられるような擬似体験(自己に対する「違和感」)を味あわせてもらえるのかも。文化的に背景の違う東洋人には薄まって伝わっているのだろうけど。
わたしは個人的には好きではないけど、これは「本物」であると感じるのですよ。
えかきのき
それと、、「生きている巨匠」って呼ばれてるとこがおもしろいですね。
どんな時代にも「巨匠」と呼ばれるひとたちは存在するとおもうけれど、あえて「生きている」とこだわっているということは、つまりかつての「巨匠」のイメージと現代の「巨匠」のイメージがどうもシックリとこない、、、そういう「いまだ微妙な時代としての現代」を暗示しているようにもおもえます。
そういう意味合いからすると、ネルドルムはたしかに「巨匠っぽい」と感じられるところがあるのかもしれません。だけど、、それはネルドルムが「巨匠」かどうかということではなくて、わたしたちが抱いている「巨匠」というイメージに一致するところがあるんじゃないか(しかも現代アートとしても成り立っていて)・・・とかもおもうんです。
極端に言うと、、、「現代において『巨匠』というものがあり得るとしたら、現代人にとってどんな絵になるのか」と逆算して制作するのは、プロにとってはそんなにムズカシイことではない、、とかネ、想像をふくらませちゃったりもします。。
やはりジツブツを見てみたいです♪
TOMさん 2004.07.15.
ざっと目を通しただけの単純な感想は、えらくアカデミックな画家で、古典技法と技巧に優れた人だなぁ。ということですね。あたりまえだけれど。「うまいなぁ」と思います。たぶん、本物のマティエールも目にしたら安心できるものなのだと思います。
あざらしくんさまが多くの人が不快感になる・・・とあるうちの少数派の一人が私で、ちっとも不快でないです。この人の絵は不毛な荒野を思わせるけれど、人間の肉体には血が滾り、(あ、部分的に滾り切って、生の証を立てている人もいますね【笑】)人間の肉体への賛歌が感じられるので、死や絶望や恐怖的な不快さもなく、むしろ可笑しい。
私が不快感を感じる絵というのは傲慢で押し付けで見る人をあざ笑うようなもの。それから、絶対的なのは、構図の歪み。これは計算されたものでも、歪ませてみたものでもなく、どうしようもないズレ、これがダメなので、例えば
http://www.nerdrum.com/works/index.php?id=24
なんかのとんでもなく安定感のある計算されつくした配置や構図の絵には快い感覚さえ覚えます。たぶん、一般的には描かれた人物の形相や態度などに先に不快を感じるのでしょうが、これはデザイン的に優れてしまっているので、そこから観てしまいます。
でも本物を見てないとダメ。だって、私、この人は初めて知って、観た事もないもの。
えかきのき 2004.07.15.
あっ、そうか!おなじものを見せても、「見せ方」によってたしかにいろいろですね。気軽に「心のなかのネガティヴな部分」なんて言ってしまいましたが(それが的をえた表現かどうかはさておいて)・・・・・なるほど、ネルドルムは可笑しいですか、、、
TOMさんが例にあげた「夜明け(Dawn)」についていえば、、あれはデザイン的にできすぎているので、むしろ描かれている内容が逸脱していないとバランスがとれないとおもうのです。で、じっさい、描かれているニンゲンの表情とか行為とかがだいぶ狂気じみていて、それでちょうどいいぐあいになってる。
すくなくとも「絵」としてみたとき、不快感はかんじない。そこらへんのバランスが、じっさいに作品をみてみれば、違和感なくうまくとれているのかもしれませんね。
・・・・・ そののち / 〆 / をあざらしくんにおねだりしたら・・・・・
あざらしくん 2004.07.22.
ああー、しめるのは難しいねー。でも、「Dawn」の話になったら、映画「ザ・セル」での引用についてはコメントしておいた ほうが良いのでは?きっと監督さんはTOMさまと同じ選ばれた少数者なのでしょうね。私には不気味にしか感じないー。
(2002.05.24.)(2002.07.02. 追加)(2004.07.15. 追加)
ノルウェーの画家について
http://www.norway.or.jp/culture/painting/...