Odilon Redon(1840-1916)
フランスの画家。ルドンは、50才になった頃、白黒の世界から一転して色彩感溢れる作品を手がけはじめた。とくに1894ー95年、大病をわずらったあとの画風がガラッと変わってる・・・・・ルドン作品を暗示するような「人生の転機」、、、ですね。
「夢」(スイス個人蔵)
でもルドン作品ってまぢかで見ると、クラシックな絵画技法ですごくマジメに描いているのがわかる。描きすぎじゃない、、?ってぐらい、細部までこだわってる。「怒涛のように渦巻く色彩とかたち」という一般的なルドンの印象からは、ちょっとギャップがある。
もちろんそれはイヤミでも違和感でもない。表現と技法の落差にちょっとアッケにとられるだけ。ルドンが生きた時代をかんがえると当たりまえかもしれない。だからちょっと離れて鑑賞したほうが、「ほんとはこういうふうに描いてるんです、、」みたいな部分が目立たなくて、作品の「表現」のほうを落ち着いてたのしめたりする。
こういうギャップって、近代絵画にはときおりある。たとえばマックス・エルンスト(Max Ernst 1891-1976)の表情豊かな作品なんかも、近くで見ると絵画技法はすごく伝統的。
あるいはいつだったかえかきのきのBBSでTOMさんが述べておられたように、「写真のほうがむしろハエル」とか、そんなこともあるかもしれない。ダリやマグリットにもそういうところがあるけれど、かれらの場合はクラシックな絵画技法にあえて執着していた確信犯で、ルドンとはちょっとチガウね。
ルドン作品
(Fin de Siecle)
http://www.beautyandruin.com/findesi..
(WebMuseum, Paris)
http://www.ibiblio.org/wm/paint/auth/redon/
(2002)(2004.07.17. 加筆)
ミンチカさん
HPの画像一覧見た時「あ、章親分の雰囲気に似てる」って、思った。一枚ずつ拡大すると油彩だし、違うんだけど。僕は一覧の上から五番目(WebMuseum)のThe Golden Cellが好きだなあ。。。
特に男性作家(男だよね?)は『青』の使い方がすごいなあと思う。青って男の色なのかなあ。この考え方は男女差別かなあ?ルドンさん、すごくロマンチックで優しい人だったんじゃない?それにしても、100年以上前の人の絵とは思えません♪