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エミール・ノルデ展

Emil Nolde (1867-1956)

表現主義ってのがあって、とくにドイツを中心にキルヒナーとかフランツ・マルクとかアウグスト・マッケとかオスカー・ココシュカとか、、エミール・ノルデもそのひとり、ちょっと離れたところでムンクとか。

そのなかには「第一次大戦で戦死」とかいうひとたちもいて、表現主義はそのころもっとも特徴をきわだたせていました。このひとたちの絵は、ときおりそこここで見かけることはあっても、そのなかのだれかをバァ〜ンととりあげた展示会というのは、あんまり聞きません。

また1930年代になると、「こんなん頽廃芸術!」とヒットラーに決めつけられ迫害され、ノルデはドイツの片田舎ゼービュルの自宅に引きこもって、だれにも気づかれないように絵を描いていました。このノルデの家が、いまのノルデ美術館です。

しかしデンマークとの国境そばにある美術館となると、そこまで行ってノルデ作品を見るチャンスなんて一生のうちにあるかないか・・・・・ところがその美術館の作品をもってきて展示するというのですから、これを逃す手はありません!

ノルデの花はとても美しいです。「世の中にはこんなに美しい花があるんだ」っておもいました。ノルデの作品は、風景画にしても・・・「あなたはこんなふうに世界を見ていたんですね、、、」ってかんじで、ともかく引き込まれます。

「アマリリスとヨハネ像」、ノルデが重病から回復してすぐとりつかれるように描いたとされる「キリストの使徒」など、聖書に題材を求めた作品もまた、ノルデ独特の世界が充満していて、「ああ、こういう使徒のイメージはわかるような気がする・・・」

ノルデ展は、栃木県立美術館 (2004.04.25-05.30)、三重県立美術館 (2004.06.05-07.04)、下関県立美術館 (2004.07.09-08.22)。

大都市でこれとおなじ展示会をやるのには、スペースの大きさと見に来るひとたちの数の多さと、それにたいしてじっさいに見せられるもののボリュームのあいだに、ちょっとギャップがあるかもしれません。しかし地方美術館としては出色の企画だとおもいます!多少遠くても見ておきたいって要素がある。「地方の美術館3ヶ所だけで展示してまーす」ってのも、ニク〜イ。。。

(2004.05.29.)

PS: 地方都市だけではありませんでした〜。東京都庭園美術館 / 2004.09.18-11.07!

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