Kunsthistorisches Museum
東京芸大大学美術館 2002.10.05-12.03
クラナハ、ルーベンス、デューラー、ベラスケス、フランス・ハンス、ペルジーノ、ジョルジョーネ、ティツィアーノ、ティントレット、アルチンボルド、カラヴァッジョ、ジェンティレスキ、カナレット、ジャンドメニコ・ティエポロなど・・・
かつてのハプスブルク家至宝80点あまりを展示。
展示会のパンフを見ると、デューラー、ベラスケス、ルーベンスなどのほうがより強調されているようにみえますが、むしろイタリア絵画のよさをぞんぶんに愉しむことができる展示会だった〜。
芸大サイトの主な作品紹介(画像と解説)
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2002/khm_wien/..
ティントレットの肖像画2点はとてもユーモラス。ペルジーノ(ラファエッロの先生)の『キリストの洗礼』は、小作品ですが心を引き付けます。独特のオレンジ色とブルーの配色がとてもはえていました。
ジョルジョーネの『兜をもつ少年の肖像(1510年)』は、推定ジョルジョーネなのでしょうか・・?ジョルジョーネが死んだ年の作品です!ちょっと見は地味な作品ですが(しかも壁ぎわに置かれている)・・優雅さ、包容力、優しい色使い・・ジョルジョーネ作品がもつ独特の魅力に溢れています。
マンテーニャ作『カエサルの凱旋行進』の下絵(1590-1620年のコピー)にも迫力がありました。ティツィアーノの『キリストの埋葬』は、ティツィアーノらしい色彩をあらためて確認させてくれます。
カナレットの市街風景が一点あったのですが、ベロット(カナレットの甥っ子)の作品に非常によく似ているのでおどろきました。
そうそう、アルチンボルドの作品が2点ありました。ニンゲンの顔を野菜やらなにやらで構成したあれ。かなりごってりと油彩が塗ってあるのだろうとばかりおもっていたのですが、さにあらず。薄いんですね。ほとんどツルツルです。
オラッツィオ・ジェンティレスキの『エジプトへの逃避途上の休息』(※ 右画像はおなじテーマのオラッツィオ・ジェンティレスキ作品ですが、ルーブル美術館にあるもの。)・・・
オラッツィオ・ジェンティレスキはさすがですね、底力のようなものが伝わってきます。カラヴァッジョ作品にみられるようなドラマ性もあります。
イタリア人ではありませんが(オランダ人)、フランス・ハルスの『若い男の肖像』もとてもよかった。
Frans Hals(1581/85-1666)(Web Gallery of Art)
http://www.wga.hu/frames-e.html?/html/h/hals/frans..
カラヴァッジョの『キリストの荊冠』は・・・幅20センチはある黒地のがっしりとした額に、計8ケ所、『金のシャチホコ(!・・のような)』が、まるで御家紋のようについています。・・最初、これがかなり気になりました・・。
この作品は、正確には『推定カラヴァッジョ』です。ほんとうにカラヴァッジョ作かどうか、議論が別れています。
しかし『カラヴァッジョ作であるかどうか』ということよりも、この作品はカラヴァッジョについていろいろなことを考えさせてくれました。ウィーン美術史美術館展の魅力的な作品群のなかで、けっきょくさいごは『キリストの荊冠』の前に、長い時間はりつけになっていました。
展示会を見終わったら、芸大学食で優雅な昼食・・・・・ハムサンド、コーヒー、ミネラル・ウォーター、、しめて
420円〜〜
■ カラヴァッジョの『キリストの荊冠』
(2002.10.11.)(2004.02.24. クラナハの画像追加)(2004.12.09. 見回り)
※ 「ウィーン美術史美術館展」・・京都 / 2003.01-03
※ いちばん上画像はグイード・カニャッチの『クレオパトラの自殺』。
Guido Cagnacci(1601-82)(Web Gallery of Art)
http://www.wga.hu/frames-e.html?/html/c/cagnacci..