東京都現代美術館 (2002.08.10-10.27)
『三島由紀夫』のコーナーはちょっとおもしろかった。そのひとつ、兵庫県立美術館所蔵『理想の実現(1994年)』・・・
三島由紀夫が柱にくくりつけられ、頭の上のほうで両手をぎゅうっーと縛られて、むき出しになった裸の上半身に矢が何本か刺さっている・・・・・聖セバスティアヌスそのまんま。そして、殉教者三島由紀夫の足元には、ジョン・エヴァレット・ミレイ作『オフィーリア』のそっくりさんが!
ちょっとショッキングな図・・というか、なんのメッセージだろう、、、?でも、パロディーじゃないよ。
「キーファーのイカルス」というファイルにも書いたけど(東京都現代美術館でキーファーと横尾さんの作品が並んでる)、横尾さんの世界には、すごく日本的なものがある。
日本的といっても、東洋的なとか精神的なとかいうんじゃなくて、、きわめて庶民的なイミでの日本人の視覚の世界・・・
中心がなかったり、八百万の神の世界みたいな、あるいはマンガチックであったりもするんだけど・・・そういうのをもろに前面に出してくる。これは、、日本のポップ・アート! だね。。。
(2002.10.16.)(2004.01.05. 見回り)
横尾忠則公式サイト
http://www.tadanoriyokoo.com/
アントネッロ・ダ・メッシーナの聖セバスティアヌス(下から4番目の『St Sebastian』)
http://www.wga.hu/frames-e.html?/html/a/antonell/index.html
■ キーファーのイカルスと並んでいる横尾作品