ふつう、イタリア語の日常会話では「アフレスコ(affresco)」と言うのですが、これ、てっきり「ア フレスコ(a fresco)=フレスコで」だとおもってた。そしたら、「アフレスコ」でひとつの言葉としてあるのですね。まっ、おんなじことだからどちらでもいいんだけど、、、
下準備として、、壁に「漆喰(しっくい)」を塗ります。漆喰はその日に描く部分だけ塗り、それが乾かないうちに、水にといた顔料ですばやく描きます。漆喰が乾くと顔料が固定され、おしまい。つまり・・・やりなおしがきかない。
やりなおしがきかないぶん、何百年と「持ち」がいい。しかし、まだ漆喰が乾いていないときの色かげんと、漆喰が乾いたときの色かげんがとうぜんチガウので、経験豊富でないと読みきれない。
また、ラピスラズリ(青色)などの高価な顔料を節約するために後塗りしたりとか、あるいはレオナルド・ダ・ヴィンチのようにほかの顔料(油彩とか)とまぜてもちいたりしたために、おじゃんになってしまうケースもあります。
むずかしい仕事である反面、画家の力量を存分に誇示できる、男らしい(!)仕事でした。知ってます・・・?ミケランジェロが、、「油彩画なんておんなの仕事だ!」って言ったの。。
(2004.11.12. 「ルネサンスの常識・非常識」より分割)
■ たとえばこんなの・・・マザッチョのフレスコ画
■ 青色という問題児
「フレスコ画のルネサンス」・・・宮下孝晴著 NHK出版(2001年)