ミニマル・アートをやっているカポシュッティは北イタリアで活動をしているが、故郷はフィレンツェ近郊のアレッツォという牧歌的な町だ。そのカポシュッティがこんなことを言っていた。
「のどかで、うまいもの食って、、ああいうところにいたらたぶん抽象美術なんてやってないとおもうよ。風景画かなんかを描いてるんじゃないかな〜〜〜」
ロシアはカンディンスキーやマレーヴィッチなどのアーティストを輩出してきた。そのロシア・アヴァンギャルドにしてもまた都市文化の産物だ。
つまるところアートは、ニンゲン社会の葛藤という血を吸って生きてるんだろうか?
作品を、見てくれるひとも無視するひとも侮蔑するひともいない純粋な荒野では、アートをやる理由さえ見出せないような気もする。アルタミラの洞くつ画だって、そこにニンゲン社会の葛藤がなかったとはだれにも言えないだろう。
(2002.06.30.)(2003.03.15. 点検)(2004.11.05. 見回り)(2006.08.11. 見回り)