Dan Brown "The Da Vinci Code (2003)" / 越前敏弥(えちぜんとしや)訳 / 角川書店
いつ図書館で予約したのかも忘れてしまったころ順番がまわってきて、それで、読むのは「あっ・・」という間!借りてきたビデオを家で見て(映画館ではない)、ああおもしろかったって、そんなかんじ〜。
それにしてもダンさん、シリーズでやってくつもり?ポワロみたく?だってえ〜、、
1作目の「悪魔と天使」とこれと、作品のつくりがほとんどおなじ。ラングドンが解明していくテーマはいくらでもみつけられるだろうし(そのうち日本の美術館が登場したりして:)、、もちろん主人公が図像学者という設定はおもしろいから、またあたらしいのが出たら読むにきまってるけど・・・
ただ、どうしても比較しちゃうから、、1作目のほうが読みごたえがあった。ベルニーニの作品とかヴァティカンのヒミツとか、、謎解きの対象そのものに、2作目よりもっと入れ込んでたし、それなりに文面もさいてた。
2作目の「ダ・ヴィンチ・コード」は、たぶんダンさんがこなれた分、テーマそのものについてのまわりくどい説明はできれば避けて、推理小説としての快活なストーリー展開のほうをむしろ重視したんじゃないかっておもえちゃう。それにかなり映像を意識して書いてんな。
「芸術新潮2004年1月号・ルーヴル特集」・・・ルーヴルの見取り図なんかも詳しくでてるよ。
で、具体的な内容だけど・・・
「モナ・リザ」がそもそも男女(おとこおんな)の面だってのや、ダ・ヴィンチが後生大事にモナ・リザを手放さなかったのはその芸術的価値のためではなく、なにかひじょうに重要なヒミツがそこに隠されていたから、には、そうだろそうだろ、、っておもった。以下引用・・・
ラングドンの考えでは、<モナ・リザ>が世界一名高い絵画とされているのは、その謎めいた微笑のためではない。・・・・・ただ単に、レオナルド・ダ・ヴィンチが自身の最高傑作と評したからである。・・・・・研究者の多くは、ダ・ヴィンチが<モナ・リザ>を特別視したのは芸術としての完成度とは無関係だと考えている。・・・・・絵の具の層にメッセージが隠されているというのだ。
(引用おわり)
こういうふうに、部分だけ引用するとなにかヘタな推理小説のようにおもわれてしまいそうだけど、ダ・ヴィンチが、実は歴史を変えてしまうような爆弾的な事実を握っていた秘密結社の総長だったとすると、、すべてがつながる〜。あ〜〜〜、読んでないひとにはよけいにイカサマっぽく響いちゃいますね。。
(2006.01.09.)