・・ あるいはたんにおもしろい本
飛行機に搭乗するまえとあとの精神状態ってぜんぜんちがう〜。だから持ち込む本の選択はとってもむずかしい。。行き帰り両方の本となるとなおさらたいへん〜 。たぶん 推理小説ファンのひとはホクホク顔で飛行機に乗り込むんだろうなぁ〜。

「一杯のカフェの力を信じますか?」
佐藤裕久著 (河出書房新社)
masa-aki.com で紹介されていた本。Tokyo-Moscow のフライトでぴったし読み切った。おかげで寝そびれ〜。(2006.11.01.)
「死体はみんな生きている」
メアリー・ローチ著 (日本放送出版協会)/The curious lives of human cadavers - Mary
Roach
ちょっとどきっとするようなテーマだけど、ローチの切り口がとても現代的!
(以下引用)
本書は、死体がしてきたことを探る。ときには奇異なものもあるし、ショッキングなことも多いが、常に感動的な行為だ。・・・・・死。それが退屈でなければならないことはない。・・・・・死体は議会聴聞会にも(書類上で)出席し、シートベルト着用義務化の論証に一役買った。スペースシャトルにも(断片としてだが)搭乗した。テネシーの大学院生が人体の自然発火の正体を暴くのも手伝い、パリの研究室でトリノの聖骸布の真贋を調べる実験では、十字架にはりつけにされた。
(引用おわり)
「死についてではなく、死んだあとのからだについて書いた」という彼女は、じぶんのからだのゆくえについてもかんがえている。彼女がなぜそのことをゆかいそうに語れるのか・・・
(以下引用)
私には、ムッター・ミュージアムの展示品になるのも、医学教室の骨格標本になるのも、死後に公園のベンチを寄贈するのと同じようなことに思える。・・・・・ただ私は、死体としてのもっと別な時間の過ごし方を探りたい。科学に役立つ、美術展示品になる、植物に取り込まれるなど、いろいろな選択肢がある。
(引用おわり)
臓器移植をはじめとする死後のからだの考え方について、はじめてまともにつっこまれた気がする。
「失踪日記」
吾妻ひでお著 (イースト・プレス)
「第9回ヴェネチアビエンナーレ建築展日本館展示 おたく:人格=空間=都市」・・・で、これは吾妻さんのアル中失踪記(マンガ)・・・身につまされるひとも多いかも。
「ギャラリーフェイク」
細野不二彦著 (小学館)
このシリーズ、けっこういけます。
ガウディ建築のあの色は、ガウディの協力者ジュゼップ・マリア・ジュジョールによるものだったなんて、知らなかったー
ジュジョールの建築
JOSEP MARIA JUJOL I GIBERT 1879-1949
http://www.gaudiclub.com/ingles/i_links/jujol/jujol.asp
ガウディの建築
Antonio Gaudi 1852-1926
http://www.shibata.nu/gaudi/
参考 → まんが「ギャラリーフェイク」感想
「エルミタージュの緞帳」
小林和男著 (NHK出版)
元NHKモスクワ支局長小林氏の回想を通して、ペレストロイカ当時のロシアを実感できる。
「社長失格」
板倉雄一郎著 (日経BP出版センター)
IT産業起業家の成功と失墜。板倉さんのニンゲン味溢れるパーソナリティがおもしろい。
「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」
米原万里著 (角川書店)
タイトルからするとすこし政治っぽい話題?なんておもったけど、プラハのソヴィエト学校で少女期を過ごした著者の思い出と、かつての友達との再会がおとぎばなしのように語られている。第33回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
「額縁と名画」
ニコラス・ペニー著 (八坂書房)
額縁とふれあいがあるひとにとってはたのしい一冊。ルネサンス時代にまで遡り、かつてはどういう額縁が好まれたか・・
「絵はだれでも描ける」
谷川晃一著 (NHK出版)
気楽な一冊。じっさい空港の書店で買った。。ニコ・ピロスマニ、デュビュフェなどについても。
(2002.07.06.)・・・(2005.06.07. 追加)