「レオナルド・ダ・ヴィンチの空想厨房 (Leonardo's Kitchen Note Book)」 S・ラウス&J・ラウス著 / 佐竹淳訳 / 東京図書 / 1988年
ダ・ヴィンチの継父は菓子職人だったって、知ってた?ダ・ヴィンチは、その継父が作る菓子をヴェロッキオ工房に持ち込んではほおばっていた肥満児予備軍だったって、知ってた?ダ・ヴィンチが食堂でアルバイトをしていたとか(かなり入れ込んでた)、知ってた?
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ミラノの宮廷で13年以上も宴会部長をやってたダ・ヴィンチが料理の達人だったってのは、知ってた?だからダ・ヴィンチは、料理メモをたくさん書いていたはずだって、知ってた?ダ・ヴィンチのそういう料理メモのひとつとおもわれるものが、20年ぐらい前に再発見されたのを、知ってた?
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だろ、、だろ、、そうだろ〜、、、
『レオナルド・ダ・ヴィンチの空想厨房』という本のさいしょの10ページぐらいに、これらのことが記されています。そのあとに、ダ・ヴィンチのレシピや料理メモ、それにたいする著者の注釈がつづき、それがこの本のメインをなしているのですが、しかしそれは、このさいしょの10ページのためにあるといっても過言ではナイ。
ダ・ヴィンチがいったいどんな料理を作っていたか、厨房をどのように便利にしていったか・・・そ、そんなことよりも、ダ・ヴィンチがじぶんの料理にたいする見識をおおいに自負し、こうるさく厨房に出入りしていたというジジツ!
状況証拠からしても、ダ・ヴィンチが「料理のデキルやつだった」というのはうなずけます。またぎゃくに、「料理がデキルやつだった」というジジツこそ、生身のダ・ヴィンチ像に決定的に欠けていたということに、なぜいままで気づかなかったんだろう、、、?!
歴史が紛失していたこんなにもカンタンでこんなにもジューヨーなジジツをみごとに読み解き、頭も顔も手も足もあるレオナルド・ダ・ヴィンチをわたしたちの前に蘇らせてくれた著者は偉大だ〜。
この本が、、じつは、、、「ダ・ヴィンチの料理メモが発見されたという想定のもとに書かれた」、、のだとしても、、、、、だからナンだっての?!いちど知ってしまった快楽のあじはわすれられませんよ〜。
(2004.08.09.)