Il Cammino della Speranza / 1950
仕事を求めてフランスに不法移住するシチリア人のはなし。そもそもかれらをフランスまで連れていくはずの人間が金だけ巻き上げてどろんしたとこからはじまって、それでもそのうちの何人かがアルプス越えをして初志貫徹。原題直訳は「希望の行軍」。
「社会リアリズムというよりフォークロアたっぷりのドラマ」だって言うひともいるけど、、そんなことない、、よかったよ、この映画。

TOHOKUSHINSHA ビデオより
理由はいくつか・・・
★ ギターを弾いている青年の太陽のような笑顔・・・100%の笑顔は人生を明快にする!
★ 映像・・・ヨーロッパは有史以来移住移住の連続だった。こんなちいさな移住からもっとおおがかりなものまで、、そんなひとたちの姿とだぶってしまうぐらい、映像がちがう時代のものにおもえた。
★ ドラマじたてだろうが浪花節だろうが、説得力ある心理描写がこの作品をたしかなものにしている。俳優もナチュラルにそれを表現していた。
映画の写真3枚↓
http://www.eurodeon.it/eurodeon/film/cam_spe.htm
主演女優エレーナ・ヴァルツィ(Elena Varzi)・・・見ているときよりあとで気になりだした。調べたけどほとんどなにもでてこない。消えた?とおもっていたら、、なんと主演男優のラフ・ヴァッローネと結婚してる〜
そのラフ・ヴァッローネ(Raf Vallone 1916-2002)は、「にがい米(Riso Amaro 1949)」でシルヴァーナ・マンガノと共演したり、チャールトン・ヘストンの「エル・シド(El Cid 1961)」なんかにもでてます。
ピエトロ・ジェルミ監督 (Pietro Germi 1914-74)・・・
ジェルミ監督作品のタイトルだけみてもいくつか見覚えがある(以下直訳タイトル)・・・「証言(1945)」、「鉄道員(1955)」、「ワラの男(1959)」、「イタリア式離婚(1961)」、「シニョーレ・エ・シニョーリ(紳士淑女のみなさま)(1965)」、「アルフレード・アルフレード(1972)」、、
ジェルミは監督としてよりむしろ映画作りの職人的名人とみなされていたみたいで、フェッリーニ(「越境者」で脚本担当)もそんなことを言っていたと、RAIのサイト(イタ語)↓にありました。
http://www.italica.rai.it/index.php?categoria=biogr..
この映画、、なんと2回見ちゃいました〜
(2005.04.24.)
※ ヴァッローネ=ヴァローネ。シルヴァーナ・マンガノ(Silvana Mangano 1930 - 1989)はマンガノでマンガーノではないよ。
にがい米
http://www.assodesantis.it/riso4.htm
ラフ・ヴァッローネ(イタ語)
http://www.italica.rai.it/index.php?categoria..