まえおき・・・
シエナは近代絵画誕生の地のひとつ・・・ドゥッチョ(1255-1319)、シモーネ・マルティーニ(1284-1344)、アンブロージョ・ロレンツェッティ(1290-1348)などがシエナ派の画家。シエナはイタリアで一番美しい町のひとつとも言われている。(賛成!)
このシエナ市市長選候補者のひとりマッシモ・ファビオが、あることを選挙公約にかかげた。「ローカルな現代アートの美術館なんてここじゃだれも関心ない。そんなのやめて、パリオの新しい博物館をつくる!」
※ パリオというのは、中世の衣装をまとってシエナの中央広場で催される競馬。シエナの有名な年中行事。→ シエナという町
自身シエナの出身である『エグジブアート(ExibArt)』のマッシミリアーノ・トネッリは大反対し、読者の支持をメールでつのっている。
評訳: ExibArt Massimiliano Tonelli 24.04.2001.
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オルセイ美術館をつくるのにルーブルをつぶした..?
「展示会場のかわりにパリオ総合博物館をつくる。」とファビオが言う。しかしシエナには、パリオに参加する17の各チームごとに独自の博物館がある。歴史が生んだ正真正銘の博物館だ。パリオ総合博物館をつくる「意味」がない。せいぜいこのすばらしい町にたくさんの日本人観光客が押しかけるようになるぐらいではないだろうか。
また、「アートは、それが展示される建築物とは切っても切り離せない関係がある。」ともファビオは言っている。ちょっと待った。それなら、パペッセ宮がルネサンスの天才ベルナルド・ロッセッリーノによって建築されたことをファビオは知っているだろうか?ここで催されたあらゆる企画展が、このすばらしい建物といっしょになって記憶されているということをファビオは知っているだろうか?
「ローカルなアートの展示なんて、シエナではだれも関心を抱かない。」「惑星展」がちょっと前にパペッセ美術館で催されていた。シエナを代表するアーティストたちの作品展示会だったが、ファビオはぜったい行っていない。
ファビオが知らないのはそればかりじゃない。現代イタリアでもっともすぐれた若手アーティストのひとり、ロリス・チェッキーニがシエナの出身だということも。数週間前に、ヴェネツィア・ビエンナーレの総責任者スジーマンがパペッセ美術館の招待でシエナを訪れ、シエナの若手アーティストを研究していったことも。
パペッセ美術館は創立後たった2年間のうちに、イタリアでも有数の現代アートを対象とした美術館になり、国内外で高い評価を受けている。これはとるにたらないことだろうか?またパペッセ美術館は、アートにふれる機会をこどものころから豊富にするようにとの意図から、学校関係者との協力を積極的にはかっている。
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(訳 2001.04.25.)
Christiane Fribourg(フランス)
「パペッセ美術館を閉館するかもしれない。」というニュースに驚いています。アートは「文化と各個人そのもの」であり、また「それを表現するもの」です。これはデモクラシーの名にかけて尊重されなくてはならないし、また丁重にあつかわれるべきです。ことに現代アートはひじょうに繊細な存在。関係各所に理解が求められてしかるべきです。事態が良い方向に向かいますように。
Muba (Museo dei Bambini di Milano)
信じられないわ!おかしいとしか言いようがない。
Dominique
ファビオなにがしとか、ただシエナ人を挑発してるだけよ。それでどうなるかもまだわかってないのに、騒ぎすぎじゃない?ぎゃくに彼の名前を有名にするだけで、なんにもいいことないわ。
■ Palazzo delle
Papesse(イタ語)flash plug-in 要
■ シエナ市オフィシャル・サイト(イタ語)特別な用事のあるひと以外あんまし・・のサイト。