知り合いのロシア人のこどもを相手にしていて、そのとき見せてくれた絵本を「かわいいネかわいいネ」と誉めまくっていたら、その子がもっているクマのヌイグルミまでセットにしてプレゼントされちゃいました(左)。
絵本のタイトルは『男とクマ』。『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』を書いたレフ・トルストイとはべつのトルストイ(A.H.トルストイ)が、ロシア民話を書き改めたものです。(モスクワ・マルィシュ出版社/1992年刊)
「ボクの縄張りに許可なく勝手なことするな!」とクマが言います。男は、「カブを植えさせてくれたらさー、葉っぱの部分ぜんぶあげるからさー。オレッチは根っこだけでがまんするよ〜。ね、だからおねがい。」という、おふざけのおはなしです。
これを見たlagataさんが、BBSに書き込みをしてくださいました。lagataさんのHP【☆Bear Cub Misha☆】は、モスクワオリンピック(1980年)のマスコット『こぐまのミーシャ』をテーマにしています。このミーシャをイラストしたのが、絵本の挿し絵を描いたのとおなじヴィクトル・チジコフなのです。
lagataさんの書き込みから引用
チジコフは唯一の日本語版の絵本でもクマさんのお話を描いています。クマ好きなんですね。・・・・・神田神保町のナウカにもチジコフの絵本はないので、日本ではものすごく貴重な絵本ですね。
(引用おわり)
ふぅ〜ん、そうなんだぁ〜。
『男とクマ』のおはなしにはモチ、つづきがあります。・・・クマはだまされたことに気づいてものすごく怒ります。すると男はこう言いました。「麦をまかせてくれたらさー、こんどは根っこをあげるからー、ね、おねがい。」
ところで『絵本作家』というのはロシアではほとんど聞いたことがなく、たいがいは『画家』の仕事の一部としてなされているようです。ソ連時代はそれでもかなりまとまった収入があったみたいですが、「いまは一枚いくらいくらの・・スズメの泪(なみだ)ほどの報酬だよ。」といったグチをよく耳にします。
ヴィクトル・チジコフに会ったことはありませんが、たぶんかれも、画家だとおもうなぁ。こんどサグリを入れてみよっと♪
☆Bear Cub Misha☆
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Sumire/2565/
■ 幻のロシアの絵本 1920−30年代展
ロシアのサイト『イラストについて』のチジコフ紹介
http://www.tmn.fio.ru/works/44x/311/sovet.htm
(左から2番目がチジコフ。クリックするとチジコフのファイル)
(2003.09.21.)(2003.12.05. チジコフ紹介のリンク追加)