とくに絵本に入れ込みがあるわけじゃないよ。でも、この展示会はおもしろかった♪
なにがおもしろかったかというと・・・
まず、印刷方法がいまとちがっているせいかなんとなくナマっぽく、、まるでオリジナル作品をみているみたい。
さらに・・というか、だから、、レベディエフ(展示会ではレベージェフ)とか、当時の第一級の画家たちの「作品展示会」のようなおもしろさがあった。
デイニエカ(1899-1969)とか、ソ連時代のポスターで有名なククルィニクスィ(3人の画家からなるグループ名)とか、、えっ、このひとが、、?っておもうような超有名作家がてがけた絵本とかもいろいろあったり〜。
だけどこどもって、こんな抽象的な絵を好むかなぁ、、??「絵本」というジャンルで、画家たちが、じぶんのもくろみを好き勝手に展開してるような、そんな気がしないでもない。だからぎゃくに、、アブストラクトでウィットがきいたデザインの数々は、おとなの目にはすっごくたのしい。
展示されていた絵本のいくつかは見覚えがあるゾ・・・
まんねん品不足のロシアでは、1930年代や40年代の絵本でも、いつまでもなくならないで出まわってるみたいなところがあって、たまたま買ったものをみてビックリ、なんてこともある。
いまでもたぶん、、そういう絵本を手に入れるのは、そんなにむずかしくないんじゃないかな、、?あるいはだれかんちに行けば、きっとある。もっとも1920年代の絵本とかになるとはなしはベツ。
帝政時代から人気があったイヴァン・ヤコブレヴィッチ・ビリービン(1876-1942)の古い絵本が何点か展示されていましたが・・・芸術世界派がらみの超洗練されたデザインと色彩、でもロシア民話というテーマは、ヴァスニツォフ(移動展派)の絵とかにすごく雰囲気が似てるなぁ、、なんておもっちゃいましたー。
芸術新潮7月号にも、「ロシア絵本のすばらしき世界」という特集が平行するように組まれていて、レベディエフ、コナシェーヴィチ、タンビ、チャルーシン、シュテレンベルク、ツェハノフスキー、タトリン、エルモラーエワ、マヤコフスキーなどについて書かれてました。
それにしても「1920−30年代のロシア絵本展」・・・そんなにメジャーなテーマとはおもえないけど、、会期末日だったせいか、すごくひとがはいっていました。ってはなしをしていたら・・・「いま絵本ブームだよ。」って言われちゃった。なの?
(2004.09.07.)
※ 芦屋市立美術博物館(2004.02.28-04.11.) 足利市立美術館(2004.04.17-05.30.) 東京都庭園美術館(2004.07.03.-09.05.)
※ ファイル中の画像(上から): (上)展示会チラシと芸術新潮7月号と (中)動物をよく描いたチャルーシンの絵本 (下)どっからかでてきた絵本
※ 展示されていた絵本の文章は、チュコフスキー、マルシャークなど・・・Корней Чуковский (1882-1969) Самуил Маршак (1887-1964)
※ 邦訳のロシア昔話(絵 ビリービン)に、「うるわしのワシリーサ(ほるぷ出版)」などがあります。
ビリービン作品: ずらりとならんだ作品名(ロシア語)をクリック!
http://www.skazka.com.ru/gallery/bilibin/bilibin.html
レベディエフ作品
http://www.chl.kiev.ua/ev/bagazh/ba_gl.htm
ソヴィエト時代の絵本52例
http://www.iisg.nl/collections/sovietch..
http://www.iisg.nl/collections/sovietchil..
(International Institute of Social History)
■ チジコフ
■ 芸術世界&移動展派
■ ククルィニクスィについて
■ デエイニエカ
Билибин Иван Яковлевич (1876-1942), Давид Штеренберг (1881-1948), Владимир Татлин (1885-1953), Владимир Конашевич (1888-1963) , Михайл Цехановский (1889-1965), Владимир Лебедев (1891-1967) , Вера Ермолаева (1893-1938), Владимир Маяковский (1893 - 1930), Евгений Чарушин (1901―1965), Владимир Тамби (1906-55)