ロシア美術家同盟とは?
アーティストのユニオンです。ただしアメリカにおける労働組織のようなものではなく、アーティストを統括している政治組織的な色彩が濃いです。
「重要と目される展示会に2回以上出展した」という最低条件を満たしている者に対して入会審査がおこなわれます。
ソ連時代、美術家同盟は美術という分野の唯一の会社のようなものでしたから、美術家同盟のメンバーであるにせよないにせよ、この会社でしか美術の分野で働く可能性は実質的にありませんでした。
しかしアーティストが世界にむかって直接語りかけることができるようになった現在、美術家同盟がもつ意味はかつてほどではありません。
美術家に与えられる称号について
以下えらい順に、アカデミー会員、アカデミー準会員、人民芸術家、功労芸術家です。
ロシア青年美術展とは?
旧称『ソ連青年美術展』。35歳以下の若いアーティストの作品展示会です。ソ連時代は全共和国から(いまは全ロ シアから)出品され、若いアーティストがこれに展示されることは一種、憧れの的でした。 新人賞的な位置づけです。ロシア美術家同盟が重要と目している展示会のひとつでもあります。
『全ロシア展』のような展示会で作品が展示されるとは、日本の展示会での入選というようなイメージでしょうか?
『全ロシア展』のようなきわめて象徴的な展示会の場合は、おもに主催者側からの要請だとおもいます。もちろん、出展できるということは評価のあかしです。
ロシアで美術館に作品が所蔵されるというのは、作品評価の目安になりますか?
結論から言うと、あまり参考にはならないとおもいます。ソ連時代、美術家同盟会員の作品は、政府あるいは地方政府がなかば義務のように定期的に購入していました。つまり、ほとんどすべてのアーティストの作品が美術館に所蔵されているわけで、それが作品評価の目安にはならない。
月光荘
月光荘主催による『ロシア・ソヴィエト絵画展』は1972−82年、それ以降1986年にいたるまで、ロシアおよびハンガリーなど東欧圏をも含めた『現代ヨーロッパ絵画展』として三越で開催されていました。1989年に幕を閉じた月光荘にまつわるナマナマしいはなしはつぎのリンク先を参照してください。
「東京アウトローズ」NO45緊急配信号
http://www.melma.com/mag/17/m00057117/a00000047.html
月光荘のタグ例
また当時月光荘が取り扱った作家の評価も、30年という月日を経て明暗さまざまというのも事実ですし、、良心的な業者であれば作家のフルネームとロシア語名札の画像をはっきり表示しているはずですので、ご自身でチェックされるのが賢明かとおもいます。
(2005.07.30. 再編)