美術館
ロシアの2大都市、モスクワとサンクト・ペテルブルグには、西洋美術を代表する美術館と、ロシア美術を代表する美術館がそれぞれひとつづつあります。モスクワのプーシキン美術館とトレチャコフ美術館、サンクト・ペテルブルグのエルミタージュ美術館とロシア美術館。
イサキエフスキー教会から見たエルミタージュ美術館
トレチャコフ美術館
エルミタージュは「隠れ家」というイミで、ジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau 1712-78)の著書からエカテリーナ2世が命名したもの。トレチャコフ美術館は帝政ロシア時代の実業家トレチャコフのコレクションがもとになっています。
またモスクワには現代ロシア美術専門の「アカデミー美術館(地下鉄クロポトキンスカヤ駅 プリチスティンカ19:駅から歩いて10分ぐらいのところ)」、「現代アート美術館(メトロ:プーシキンスカヤ)」などがあります。(サンクト・ペテルブルグの歴史博物館なんかも行く価値アリ。)
展示会場
マニエージュ・・・
モスクワ、サンクト・ペテルブルグともに「マニエージュ(「厩舎」という意味)」は代表的展示会場。マニエージュで展示会を催すことはロシアのアーティストにとってホマレです。
モスクワ(左)、サンクト・ペテルブルグ(右)のマニエージュ
モスクワ、クレムリンのすぐそばにあるマニエージュはナポレオンに勝利したのを記念して建てられたものですが、2004年3月、火事で燃えて、いまのは再建されたものです。道を隔てた側に小マニエージュ(Moscow State Exhibition Hall "NEW MANEG")では個展などが催されています。、サンクト・ペテルブルグのマニエージュはイサキエフスキー教会のすぐそば。
ツェ・デ・ハ・・・
ツェ・デ・ハ(地下鉄パルク・クリトゥールイ駅とオクティヤーブリスカヤ駅の中間でゴーリキー公園の正面)はモスクワでも有数の展示会場で、美術専用スペースとしては欧米でも稀なほど恵まれています。月曜以外は毎日が展示会です。入場料は50円ぐらい。
建物の右手にはもうひとつの入り口があって、トレチャコフ美術館別館「20世紀ロシア美術」になっています。(トレチャコフ美術館本館は別の場所にあり、イコンをふくめたそれ以前のロシア美術を展示。)
ギャラリー
「絵画も壁にかかっていて骨董品らしきものもあってみやげもの屋さんみたいでもあるし」みたいのはたいがいソ連時代にギャラリーだったとこ。それだけではやっていけなくなっていろいろほかの商品にも手を伸ばした、というのが一般的なパターン。美術専門ギャラリーは、それでもけっこう新しいのがどんどんできている。
→ ドム・ナショーキナ(大使館の後援を受けたりして、小規模だけどけっこうハイレベルな展示会をやってる)
絵画フリーマケット
たいがいどの町にも自然発生的にあります。規模的にはやはりモスクワのが大きく、ツェー・デー・ハー周辺とイズマイルスキー・パルクのふたつがとくに有名。
地方都市
「中心となる美術館、代表的展示会場、その他」という構造は、モスクワやサンクト・ペテルブルグに右にならえです。地方都市の美術館は、ロシア絵画に具体的な関心をもっているひとにとっておもしろい発見があるカモ。
(2001.09.20.)(2003.10.27. 点検)(2003.12.09. 見直し) (2006.08.06. 見回り)