EKAKINOKI

仮説「伝統的ロシア料理」

ロシアの伝統料理ってナニ?・・・・・ラプシャ、、ピリミエニ、、、ロシア人は気楽にそんななまえをあげはじめる。

ラプシャはラーメンで、ピリミエニは餃子。そんなのがロシアの伝統料理なわけないってことはガキでも分かる。でもロシア人は声を張りあげる・・・「ロシアのラーメンは太さがチガウ」「餃子の中身がチガウ」「ロシアの餃子はかならず冷凍して食べる」?!

あるいはこんなふうに答えるひともいる・・・「昔のレシピで古来のロシア料理を食べさせるレストランってのがある。目の玉が飛び出るぐらい高いけど。」ん、、?消えてなくなったってこと?日本にだって昔のレシピってのはある。でもそういうんじゃなくて・・・ロシアで独自に発展したもの、日本のテンプラとか牛丼みたいの、ないの?

テンプラだって牛丼だってもともと日本のものじゃない。でも日本人が工夫発明した、ほかのどこの国にもないもの。イタリアのパスタにしたって・・・小麦粉かき混ぜてまるめて切ってソースにあえて・・・だけどそんなの、人類が誕生してすぐにおもいついたろう。でも今日「パスタ」といわれてるのは、イタリアで独自の発展を遂げたもの。

ロシアの伝統料理ってナニ?・・・この疑問に答えるのはカンタンではない。ましてや、ソ連時代にかなり破壊された日常の食文化からそれをさぐるのはナンをきわめる。

・・・・・野菜のグチョグチョ煮、ビーツをつかったスープ(ボルシチ)、ジャガイモ・・・寒いとこの民族ならみんな食ってるようなもん。はちみつ、木の実、獣脂(寒い地方のビタミン補給源)・・・あまりにも細工がない。

そんなとき、ある芸大の先生がこんな「仮説」を披露してくれた。かれはもちろん料理の専門家じゃない。あげてくれた品目にしても「そっかー、これかー!」ってうなるほどのものでもない。

・・・・・クレープやパイ生地で肉や魚やキノコを包んだもの。キャベツなどでつくった野菜スープ。小豚の丸焼きワサビ風味。

どれもごくあたりまえのものばかり。だけど、「地下鉄はどこから地下にいれたの?」みたいなテーマに混乱した頭には妙な説得力があった。で、その仮説・・・ロシアの伝統料理には以下の4点が欠かせない・・・

クリビヤーカ

パイ生地でつくられていて、まあるく、中位の皿ぐらいの大きさ。16層ぐらいに積み重ねられた各層にキノコや肉類などさまざまな具がはいっている。食べるときはまとめてめんどうみる。

ラススティガイ

上からみるとラグビーボール状のパイ。30センチぐらいはある。作るときは円形で、パイ生地の左右をひっぱって具を包む。合わせる部分は少しあけておいて、べつに用意した棒状のパイ生地をジグザグに縫ったようにくっつけておくのがシンボル・マーク。中身はおもに魚。

ブリヌイ

クレープのこと。なかに入れる具のバリエーションで楽しむ。

シー

キャベツなどでつくった野菜のスープ。

(2001.09.16.)(2004.11.03. 見回り)(2007.07.29. 見回り)

※ ファイル中の画像: ユーリー・ボルズーキン作『秋』

かんれんファイル

■ ロシア料理のルーツのヒント

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