ロシアでは、ソバの実を塩といっしょに茹でて食べます。鶏のもも肉がのった皿にジャガイモか米かパスタかソバか、といった位置づけです。しかし一般のロシア人は、そのソバが『麺』にもなるという想像力を持ち合わせていません。(知らない。)
海外で「なにか日本のものを作ってくれよー」と言われたとき、『ソバ』はけっこう『アナ』ではないでしょうか?
まず第一に、乾麺とつゆと七味さえ手にはいれば、手間がかからない。とりあえずは『かけソバ』で、ネギかなんかを入れといたらいい。ネギが手に入らなくても、そのかわりになるものはどこにでもある。ロシアだったらキンザ(コリアンダーに似ている)なんてのも合うかもしれない。(ユズまで準備できたらサイコー!)ほかになにかつまむものでもあれば、もう立派な食事です。
そしてなによりも、今ではどこに行っても日本料理店があり、寿司だなんだと日本食がけっこう知られるようになっているわりには、『おソバ』はあまり知られていないようにおもえるのです。(あまりにポピュラーな料理だから?)それでいて、ソバはかなり原始的な食材のひとつなので、世界じゅうどこでも、舌がどんなに保守的なひとでも、『食べられない』ということはないとおもわれます。(山芋でも入れないかぎり・・)
イタリアにもピツォッケリというソバ麺があります(北イタリア)。きしめんのようにひらべったい麺です。ソバも、日本に来たイタリア人は喜んで食べます。(えび天つきでね・・♪)ちなみにうどんやラーメンは小麦からできているので、パスタと似て非なるもの、ってカンジなのか、あまりイタリア人にはインパクトがないみたい。
ソバソバソバ、と書いてきましたが、ひとが多いときは『巻き寿司パーティー』なんかもたのしそう〜。基本的には、ナニを巻いてもいいわけですから、ノリと醤油さえ手に入れば、あとはイマジネーションしだい。現地の食材とかを巻くのも、、新鮮味がありそう。。
でもごくうちわで、仕度をするのがひとりなら、やはり準備がカンタンで、みんなが無事に食べられて、しかもそこそこに喜んでくれるのがいい。それでソバ。(あっ、肉食の国ならキジソバなんか、どう?)
ひとつモンダイ!ツユのなかに浮かんでいる長い麺をどうやって音をたてずに食べられるか?(物理的には不可能。)音をたてて食べるということが生理的に耐えられない土地ではこれは重大モンダイ。(ソバが普及しないのはそのためかな〜?)いまどきのハイカラな欧米人は、箸の使い方もけっこう心得ているけど・・・・・
(2003.03.19.)