現代ロシアにおける食材の質とか豊富さは、はっきりいってヒンジャク。というか、モンダイが山積み。ソ連から資本主義(?)に移行し、出所の知れない輸入食品とかは数多くでまわるようになったけれど、農業は瀕死の病人状態。
さらに、農作物の流通のモンダイがある。生産物のごくあたりまえの流通が、きわめて政治的、あるいは姑息な利権などによって妨げられている。
たとえば、ある県でとれたものをよその県に出すのに関税がかかったり・・・そうすると、農作物が不作なときとか、隣県に助けを求めるよりは外国から輸入したほうが安かったりする。あるいは、モスクワの生鮮野菜は近県から補給すればいいものを、わざわざカフカス地方とかウズベキスタンとか、、とんでもない遠くからもってきたりとか、、
そのいっぽうで、マイナス40度の厳寒でも冬を越すような品種の小麦栽培がおこなわれていたり、、、おお神様、、奇蹟の国ロシア!
野菜系の食材に関するかぎり、ロシアは種類がひじょうにかぎられてる。ジャガイモ、ビーツ、ニンジン、タマネギ、ネギ、キャベツ、ウリ、マメ、キノコ、ニンニク、、、夏にはこれにトマトとキュウリ、トマトとキュウリ、トマトとキュウリ!
とくに葉ものが少ない、というかほとんどナイ。たとえばシャーベリというタデ系のすっぱい葉っぱは、肉入りのすっぱいスープを作るのにつかう。このほかに台所で頻繁にみる緑っぽいものと言えば、、コリアンダーみたいなキンザとかフェンネルみたいなウクルップ。これらは料理の味をととのえるか、細かく切ってサラダにまぜるか。
「葉ものを炒めて食べる」という習慣がありません。葉もの野菜の種(タネ)を日本からもっていってプレゼントしても・・・どうやって食べるの??寒さが中途半端でないロシアでは葉ものは育ちにくい?ロシアしか知らないロシア人が日本のスーパーを見たら、きっとたまげます!
じゃあロシア人はどいうところからビタミンとか、いろいろと欠かせない栄養素を補充してるの??たぶんそれは、、自然発酵させた保存食とか、、んっ、木イチゴみたいな木の実もよく食うな。そ、れ、と、、肉!
そのむかしカリフォルニアにロシア人が頻繁に往来していたころ、ロシア船の船底からはむかつくような匂いが漂ってた。樽につめられた肉の脂!ロシア人船乗りは、目をギラギラさせてそれをむしゃぶり食ってたんだそうです!
(2000年)(2003.07.30. 見直し)(2004.11.03. 見直し)