世界週報メールマガジン(時事通信社発行/8.1)に、ロシアの石油産出量がサウジアラビアを超えたという記事がでてました。
現在のところロシア(カスピ海)産石油の輸出市場は欧州に限られていますが、「1バレル25ドル」の水準を死守しようとするサウジにくらべてロシアは「20ドル」でも採算がとれる。しかも今もって、外資の対油田参入を拒んでいるペルシャ湾岸産油国にたいして、ロシアは大歓迎。
そうすると、、これからアメリカの石油輸入が次第にロシアにシフトしていくことはじゅうぶんに考えられ、イスラム原理主義など問題が多いサウジアラビアとはべつに、もう一枚のカードをアメリカは手中にすることになる。将来石油輸入一大市場となる中国も含めて、ロシア、アメリカ、中国みつどもえのパワー・ゲームが展開される。
だいたいこんなことが書かれていました。
たしかに、、カスピ海沿岸の石油産出国アゼルバイジャンやカザフスタンはすでに喜々としてアメリカと手を組んでる。だけどカスピ海沿岸地方、カフカス地方、、って、そんなにおだやかなとこじゃないぜ。というか・・・石油がからんでるから穏やかじゃなくなったのか、、、
黒海・カスピ海周辺カフカス地方
地図を拡大してみてください。「カスピ海産石油」というのがだいたいどこいらへんのことなのかわかるとおもいます。
ロシアを流れるヴォルガ川がカスピ海に流れ込むところに、アストラカンという町があります。ダゲスタン、チェチェン、イングシェチア、オセチアなどは、アゼルバイジャン、グルジアと国境を接っするあたり。
それにしても・・・社会の基礎的な安定をいまだに欠いているロシアが、その一方で「石油」という巨大マネー製造機を即座に手に入れる(もうすでにそうなってる?)・・・このアンバランスがこわいな。それでなくても物騒な国際社会に、拍車かけんなよナ、たのむから。
(2002.08.02.)(2004.09.07. 見直し)
チェチェン総合情報
http://chechennews.org/index.htm
ロシアならふつうに囁かれていること、憶測されていることが日本ではきこえててこない。チェチェン、カフカス地方をめぐるデキゴトに、もうひとつの視点をあたえてくれるとおもいます。
田中宇(たなか・さかい)氏の「チェチェンをめぐる絶望の三角関係」
http://tanakanews.com/a0117chechen.htm