EKAKINOKI

インターネットと著作権

著作権って「どこまでがダメで、どこまでイイか」っていうボーダーがあんまりはっきりしない問題でもある。とくに世界じゅうのひとがインターネット経由でつながっている現実に従来の著作権法はそのままあてはまらない。「あれもダメこれもダメ」なんていいだしたら「ネット文化」そのものが存在しなくなる。

地球上のどこにいようと知的財産、知的刺激を共有できるというインターネットの良さを生かしながら、特定の著作権をどのように保護していくかという、たぶんバランスの問題なんだろうとおもう。

たとえばアートの場合、アーティストの死後50年経過しないと著作権がきいている。そうするといちばんみせなきゃいけないアーティストの作品はホームページ(以下HP)ではみせられないってことになる。

ゴッホやルノワールの作品はいまさらHPでみせなくたってだれでも知ってる。そうじゃなくてたとえば1960年代に活躍したアメリカのAというアーティストの画像ガンガンのHPを作っても、ある日とつぜんアメリカ著作権協会から電話がかかってきて、裁判沙汰になりたくなかったらHPを閉鎖するしかなくなる。

げんに、アーティストAやBやCのファンサイトが閉鎖に追い込まれたのをたくさんみてきた。でもそんなのって意味ないじゃ〜ん。好きでやってるひとのページにはいいものもたくさんあるし、またAの情報がすくないからこそそういうHPを作ろうとおもったんでしょ〜!?

たしかにじぶんが考えたもの、つくり出したものを他人が勝手に使ったら気分わるい。しかもそれで金儲けすんならオレにも分け前よこせ、っていう気持ちもワカル。けど善意ってのもあるじゃん。アーティストAのHPやるひとにどんな悪意があるっての?

そこらへんの善意悪意を適宜に判断していかないと、これからのネット社会にふさわしい著作権保護法というのはでてこないとおもう。やたら企業に都合がいいようにばかりなるか、はたまたアメリカみたく本来人間を守るための法律にがんじがらめに縛られるか・・・

著作権保護法のいきすぎを阻止するための「著作権保護法保護法」がいま必要だゼ!

(2002.06.16.)(2002.08.09. 追加)(2004.05.02. 見回り)(2005.09.19. 見回り)

いくつかの具体例・・

※  インターネットではふつう著作権、所有権、肖像権(写真:遺族が引き継ぐ)などがからんでる。

※ 画集などには編集上の著作権とかはあるが、絵そのものについてはモンダイない。

※ 『鶴の恩返し』のように古い話を、たとえば英語に訳してもモンダイない。

※ 『歌』の訳などにも厳密には著作権がからんでくる。

※  本・カセット・CDのカヴァーなどにも著作権がある。(買ったものだからというのは的はずれ。)(ミュージック・グループのCDカヴァーを内容の一部として折り込んだ本を、出版後にクレームがついて回収したという例がある。)

※ 没後50年以内(敗戦国日本は没後60年以内)のアーティストの作品には著作権がきいている。とくにアメリカ人は病気じゃないかとおもうほどきびしい。

※  「使われたらぜったいイヤ」というもの以外、現実問題として訴訟してお金をもらっても見合わないし、宣伝にもなるので見逃してるか、あるいはまず警告がくる。

かんれんサイト

へえ、こんな細工がしてあんだ〜画像の電子透かし
http://www.infonet.co.jp/ueyama/ip/security/watermark.html

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