ボッティチェッリの『プリマヴェーラ(春)』が見たくなったら・・・
もし手元にボッティチェッリの画集がなければ、本屋か図書館かに出かけていかなくてはならない。もし田舎生活をこよなく愛しとんでもない山奥に住んでいるとしたら、あぁメンドクサイ、ってことにもなる。
それがインターネットなら・・・
検索をかけてワンクリックで、お目当ての絵を見ることができる。(もちろんどんな山奥に住んでいても。)『プリマヴェーラ』がどこの美術館にあるか知っているひとは、ウフィツィ美術館(イタリア・フィレンツェ)サイトに直接アクセスするかもしれない。でもたいがいの場合、検索したほうがダンゼン早い。
「世界(=必要な情報)と検索ひとつでつながっている」・・インターネットの魅力のひとつがまずここに集約されているとおもう。
そういうサイトの訪問者にとってまずタイセツなのは・・「そのサイトがどんなか」ではなく、「欲しい情報が手に入るか」にほかならない。サイト運営者には・・求められている情報がナニかをできるだけ適格に掴み、それをいかに簡潔に提供するかが課題になる。それにくらべれば、サイトそのものはたぶん・・そういうファイルの集合体にすぎない。
じゃあ、美術館サイトにはナニが求められているのでしょう?
まず所蔵作品でしょう、所蔵作品!作品をパッとわかりやすく見せてよ〜!美術館の場所とかアクセスとか休館日とかはそのつぎ。現在および過去に催された企画展にしたって、ちゃんと画像入りでしっかり見せて〜。じゃなきゃ、美術館のかたっくるしい紹介よりおもしろいファイルはけっこうある。
しかし多くの美術館サイトは、ただひたすら『偉大なサイト』づくりに励んでいるようにしかみえない。もったいぶったトップページのデザインに口をあんぐりと開けて待ち、言語をえらび、サイト運営者の思惑通りにたどっていき・・
これじゃげんじつにウフィツィ美術館をおとずれるのとたいしてちがわない・・入館するために長蛇の列に加わり、やっと入り口にたどりつくとこんどはロビーを抜けて、目的の絵までにさらに歩って・・
「ダイレクトに情報を提供できる」「訪問者の興味次第でどのようにも利用できる」、そういうインターネットのよさを活かさずに、げんにある美術館の、しかもそれのほんの一部分だけをアナログ的にオンライン上にコピーするだけなんて、モッタイナイ!
『ローマの美術館のオンライン事情(2002.05.31. Silvia Santoro)』という記事が『ExibArt(イタリア)』にありました。要約すると・・・
どの美術館サイトも「インフォメーション/当該美術館について/コレクション(一部公開)/展示会/資料/ニュース(当該美術館かんれん)」といった、おきまりのコンテンツによって成り立っている。これは美術館の現状をそのまま記述しただけであって、ヴァーチャルならではのダイナミックさや良さはどこにもみあたらない。たとえば、訪問者と美術館サイドのコミュニケーションを可能にするような仕組みにはなっていない。美術館サイドからの一方的なニューズレターだけはあるが、メールでの問い合わせにはほとんど返事ナシ。
(要約おわり)
返事ナシ!ハハハ。まったくない、ってほどではないけれど、ヨーロッパの美術館の場合、50パーセントぐらいは返事してくれないかも。忘れたころに返事してくれる、ってのもけっこうある。日本の美術館についてはよく知りませんが、いっぺん竹橋(東京)にある美術館にメールしたときは、ウンともスンとも言ってこなかった。
ミン★チカさん
「オンライン美術館」とは?既存の館がサイトを開いているのか、サイト上のみで存在する美術館なのか?・・・・・いずれにしても、あまりサイト上での芸術鑑賞には躍起になれない。・・・・・で「芸術の館」のHPをみてみたが、表示されるまでが長すぎる★メールコーナーも有ったけど、なぜかそこだけアイコンクリックがきかなんだ。コレはメールするな、と言うことやな。と思いました♪
ネット上でのみ存在する美術館もこれからの時代には必要でしょう。画像技術も日進月歩、メール対応も日進月歩であることを望む者であります(完)あー、暑くてしんどい。。。
えかきのき
芸術の館(兵庫県立美術館)HPに行ってきました。
http://www.artm.pref.hyogo.jp/home1.html
このサイトには準備中のところがいっぱい。「キッズ・コーナー」もそうだし、ミンチカさんが指摘した通り、メールにはリンクが付いていなかった。(でも、これっていちばん最初にやることとちがう?!)
芸術の館は、美術館サイトとしては典型的な例だとおもう。コレクションのところへ行ってみた。「現代美術」、、「なんとか美術」と分類されているのを見て、もうそれだけでおなかいっぱい・・クリックする気にはなれなかった。
(2002.06.04.)(2003.04.05. 点検)(2003.11.26. 見直し)